「よろしく頼む」
「こちらこそ!」
ラトナは嬉しそうにベリルを見上げた。
薄い栗色の毛並みは、日頃から狩りで日焼けしている証だろう。獲物を追いかけて遠出する事もあるらしく、なるほどこれは心強い。
三人の背中を見送ると当然ながらリュートとベリルは二人きりとなり、気まずい雰囲気が漂う。
リュートの張り詰めた気配にベリルは目を細めた。
まだ信用されていない。それがはっきりと見て取れる。見知らぬ世界のましてや、まったく文化の異なる人間が同じ勇者というのだからそれも当たり前の事だろう。
何より、ティリスを守るという役目はリュート以外にはつとまらない。
「置いていくのは無理だろう」
それにリュートは驚いてベリルと見合う。
「俺の言おうとした事が、どうして解った」
ティリスと話して、やはり初めから心は決まっていたのだと再確認しても尚、置いて行きたいという気持ちは拭えない。
知らない世界での旅がどうなるのかも解らないうえに、ボナパスは危険過ぎる。
「こちらこそ!」
ラトナは嬉しそうにベリルを見上げた。
薄い栗色の毛並みは、日頃から狩りで日焼けしている証だろう。獲物を追いかけて遠出する事もあるらしく、なるほどこれは心強い。
三人の背中を見送ると当然ながらリュートとベリルは二人きりとなり、気まずい雰囲気が漂う。
リュートの張り詰めた気配にベリルは目を細めた。
まだ信用されていない。それがはっきりと見て取れる。見知らぬ世界のましてや、まったく文化の異なる人間が同じ勇者というのだからそれも当たり前の事だろう。
何より、ティリスを守るという役目はリュート以外にはつとまらない。
「置いていくのは無理だろう」
それにリュートは驚いてベリルと見合う。
「俺の言おうとした事が、どうして解った」
ティリスと話して、やはり初めから心は決まっていたのだと再確認しても尚、置いて行きたいという気持ちは拭えない。
知らない世界での旅がどうなるのかも解らないうえに、ボナパスは危険過ぎる。



