彼らの世界ではリュートは自由戦士と呼ばれ、聞いた内容から現代の傭兵に似た仕事だと思われる。
戦士であるにもかかわらず、彼は一切の鎧を身に付けていない。それだけの強さを持っているという事なのだろうか。
「あ。着替えたんだ」
沐浴を済ませたティリスが戻ってきた。
彼女は神官戦士と呼ばれる職業で怪我の治癒を得意とする。他にも数種の魔法を使いこなすらしい。
彼女が軽い鎧も装着していないのは、魔法で常に防御力を高めているのだとか。
「呼ばれたとき、何をしていたの?」
「装備の確認をしていた」
「あたしたちは森の中で休んでる時だったね」
リュートは同意を求められる視線に無言で頷く。



