「一つ、尋ねたい」
それにセルナクスは向き直る。
「強い勇者の力が必要だと魔導師が言ったのか」
「そうだ」
古からリャシュカ族と魔導師たちはこの大陸と世界を支えてきた。彼らの言葉を信じない理由はない。
「そうか」
それを聞いたベリルは、ゆっくりと要石がある部屋の扉をくぐる。一同はそれに誘われるように後に続いた。
「触ったら痺れるよ」
マノサクスは要石に手を伸ばしたベリルに注意を促したが、何故かそうはならなかった。
「あれ? なんで?」
好奇心で触ったときは凄く痺れたのにと首をかしげる。
岩はひんやりとした手触りで心臓の鼓動に似た振動が手から伝わってくる。すると、ベリルが触れた箇所から淡い光が差し、さらに光はその強さを増して、それは要石全体を覆った。
「──っなんだ?」
輝きを増していく要石にセルナクスは息を呑む。
次第に微かな金属音が耳に響き始めると、その輝きは一気に放たれて空間を満たした。閉じた瞼を開くと、要石は元の淡いブルーの輝きをまとい何事もなかったように佇んでいた。
それにセルナクスは向き直る。
「強い勇者の力が必要だと魔導師が言ったのか」
「そうだ」
古からリャシュカ族と魔導師たちはこの大陸と世界を支えてきた。彼らの言葉を信じない理由はない。
「そうか」
それを聞いたベリルは、ゆっくりと要石がある部屋の扉をくぐる。一同はそれに誘われるように後に続いた。
「触ったら痺れるよ」
マノサクスは要石に手を伸ばしたベリルに注意を促したが、何故かそうはならなかった。
「あれ? なんで?」
好奇心で触ったときは凄く痺れたのにと首をかしげる。
岩はひんやりとした手触りで心臓の鼓動に似た振動が手から伝わってくる。すると、ベリルが触れた箇所から淡い光が差し、さらに光はその強さを増して、それは要石全体を覆った。
「──っなんだ?」
輝きを増していく要石にセルナクスは息を呑む。
次第に微かな金属音が耳に響き始めると、その輝きは一気に放たれて空間を満たした。閉じた瞼を開くと、要石は元の淡いブルーの輝きをまとい何事もなかったように佇んでいた。



