「よし──」
マノサクスは再び気持ちを奮い立たせ、正面の扉を開いた。一斉に向けられる視線に顔を引きつらせ、
「やあ」
近づいてくる友に軽く手を上げる。
「どうしたんだ」
セルナクスはいぶかしげに友を見つめた。
マノサクスは兵士でもなく、友人が評議会の近衛という事である程度の出入りは許されているものの、このタイミングでの訪問はいささか疑心が伴う。
「うん。ちょっとね」
友の背後で無事に侵入したベリルの合図を視界に捉え、中央の大きなテーブルにいる見慣れない少女に目を留める。
「ちょっと、なんだ」
セルナクスはマノサクスの視界からティリスを隠すように一歩、移動する。
「あの娘さ。本当に──」
「まだ言うのか。魔導師がそう見たのなら、疑う余地はないだろう」
評議会の決定なら従うしかないと言ったはずだ。
マノサクスは再び気持ちを奮い立たせ、正面の扉を開いた。一斉に向けられる視線に顔を引きつらせ、
「やあ」
近づいてくる友に軽く手を上げる。
「どうしたんだ」
セルナクスはいぶかしげに友を見つめた。
マノサクスは兵士でもなく、友人が評議会の近衛という事である程度の出入りは許されているものの、このタイミングでの訪問はいささか疑心が伴う。
「うん。ちょっとね」
友の背後で無事に侵入したベリルの合図を視界に捉え、中央の大きなテーブルにいる見慣れない少女に目を留める。
「ちょっと、なんだ」
セルナクスはマノサクスの視界からティリスを隠すように一歩、移動する。
「あの娘さ。本当に──」
「まだ言うのか。魔導師がそう見たのなら、疑う余地はないだろう」
評議会の決定なら従うしかないと言ったはずだ。



