予想以上の大きさだ。簡単に目測するとオーストラリアの三分の一ほどだろうか。これほど巨大なものが空に浮かんでいる事に驚愕する。
木々や雑木林などが点在し、人の住むであろう建物の集まりが三カ所ほど窺えた。中央には、巨木に包まれた城が威厳を携えてどっしりと構えている。
「城のすぐ側にあるのが、俺たちの住むウェサシアだ」
評議会がある城の周囲には街があり、リャシュカ族だけでなく四つの大陸から招かれた人々が住んでいる。
四方には、高い塔とモノリスがそれぞれ設置され、要石とモノリスが共鳴する事により大陸が浮遊している。
「あっちこっちに監視塔があるから、気をつけて飛ばないと」
「二カ所見える」
「え、どこ?」
「左右に一つずつ」
「あ、ホントだ。よく見えるな」
見えるには見えるけど、木が何本か近くにあって見逃すくらい上手く紛れてる。



