俺様王子様とドキドキ同居生活!?

「まさか、俺に惚れたぁ?」



俺は調子に載って鈴華の耳元で囁いた。




「………!!ばっ馬鹿~!」



鈴華は、一瞬固まって
また顔を伏せてしまった。



まさか、鈴華って…
俺の事惚れてんのかっ?



「もぉ竜の変態っ!
あんたの事なんて誰が惚れるもんですかあ~」



「な…。」


そうだよなっ
一瞬期待した俺が馬鹿だった。
な訳ねーんだよなっ。





でもそこまで怒んなくても…。



「そぉですかあ~
ぢゃっ俺帰るっ」




「ちょっ竜っ待って…」



鈴華が呼び止めるのも無視して、ついムカッときて教室から出てしまった。