俺様王子様とドキドキ同居生活!?

☆鈴華saide☆


「で、竜君のこと惚れたの!?」



「だから、惚れてないって笑っ」


佐和子は目をキラキラさせている。


「もぉ~素直ぢゃないんだからあ~。
ドキドキしたり、胸が苦しくなるのは恋の始まりだって!」



「確かに…ドキドキするけど…絶対ないわよ~!!
言ったでしょ?私は男には興味ないの!!私なんかが好きになってもダメなの!」




「はあ、、鈴華ったら…
まだあの事を??」



あの事。。。
中学の頃にあった思い出したくもない過去。

この事があるから、私はもうやめたんだ。
人を好きになるのは…。


「と、兎に角~!竜は好きぢゃないの!」



「鈴華……。
竜君ぢゃないにしろ、誰かを好きになることはいい事よ??
傷つくのが恐いのわかるけど…
自分の気持ちに嘘をついて、後悔するのはダメよ?




「うん…。」



傷つのが恐い。
確かにそう。。私が好きになってもきっとあの時みたいに…
そう思うと、逃げたくなる。

だから竜を好きになってもかないっこないって…


好きぢゃないって…


思うしかないぢゃない…