家に着くと、竜はさっさと部屋に入ってしまった。




私は、リビングで洗濯物をたたむ。
私だってこれくらいはやらなきゃね♪



「あ、鈴華ちゃんありがとう。」



「いえいえ。これくらい任せてください♪
あ、竜の服と美香ちゃんの服部屋持ってきますね」



「本当にたすかるわ~♪鈴華ちゃんに竜の彼女になってもらいたいなあ~」



百合さんたらっ


でも何か嬉しいな♪



百合さんみたいなお姑さんがいいなっ



そんなことを思いながら、美香ちゃんの服を渡して
後は竜の服~



「竜~入るよぉ!」



「…。」


返事ないけどいっか~


部屋に入ると竜はベッドで寝ていた。



起こさないように、
そ~っと床に置く。



それにしても、竜の寝顔初めてみたけど。


いつもは整っていて、大人っぽいけど、竜の寝顔って子供みた~い。


なんなら写メとりたいなあ~


何て竜の寝顔をじっと見ていると、、、



グイっ


「うわあっ」


「お前襲われにきたの?」

竜に腕を引っ張られいつの間にかベッドの中に引き込まれていた。



「ち、違うわよ馬鹿竜!
洗濯物起きにきたの!!変態~!」



「変態とか言うなよ!
お前だって人の寝顔見てニヤニヤしてたくせに~」


ニヤニヤって…
あれは本当にかわいったんだから。



「てゅかは~な~せ~」



「や~だ~」




結局、夕飯になるまでこのやり取りが続いた。



なんだか今日の竜は、
本当に変態だ。



そして私も変だ。