「へぇ~いいなあ~♪
竜君の部屋隣だし、本当いい暮らしじゃあん♪」





「皆優しいし、寂しくはないよ♪まああの変態俺様竜はたまに危険だけど…」






「そっかあそっかあ♪
でも鈴華はやっぱり竜君とお似合いねぇ~」




うんうんって頷く佐和子。
いや、納得しないでよっ



「それよりさあ~佐和子文哉と最近どうなった?」




「あ…うん。実はさとっくに別れたんだ」



「ぇえ~!!」



「鈴華がさ竜君の家に住むって解った時くらいに別れたんだ」



どうして?
なんだかんだ言って幸せそうだったのに?


それに何でいってくれなかったの?




「どうして?」



「アイツさあ、他に好きな人出来たらしくね…
だからさあそんな奴、こっちから願い下げって言ったの!もぅ最悪よね~」




「佐和子…。ゴメン。
気づいてあげられなくて。
辛かったでしょ?」



佐和子は今だって笑ってる。
でも絶対辛いんだ。
それを私が竜の事でワーワー言ってたから言えなかったんだ。

佐和子は自分より私を優先するんだ。



私は何も言わず佐和子を抱き締めた。



「鈴華~ありがとう。
でもね私、次決めたの!」



「は?誰?」



「えっとねぇ~明成!」



「って早~!!」


心配したけどやっぱり佐和子は強いよ♪
恋多き女の子だ。



でも私は応援するよ♪



「そんな訳で~竜君も協力宜しく~」



って



「竜いつの間にいたの?」


いつの間にか部屋の入り口にいた竜。



まあ彼なりに気を使ったのね…