調べ始めて数分、案外早く日にちは解った。

「、、、明日です。直ぐにS美術館に電話を!!」

翌日とあって、警視庁は慌ただしかった。


「これでブルージルコンは黒猫に盗まれずに済みますね」

やっと落ち着いた所に伊井田が珈琲を持って横に座った。
天宮は礼を言って珈琲に手を伸ばし、飲み始めた。

「頑張りましょうね」

そう言って天宮は帰って行った。
天宮は珈琲を飲むのが速いのである。