港区警視庁捜査一課の女刑事、天宮亜理紗(アマミヤアリサ)は忙しい日々を過ごしている。
今日は特別に課長に呼び出されていて、いつもより早く愛車で警視庁へ向かっていた。
家を出て20分。警視庁に着いた。

「おはようございます」

いつものように挨拶を交わして課長の元へ急いだ。天宮は課長の部屋の扉をノックして中へ入った。

「来たか、、、」

彼は西野功一(ニシノコウイチ)。港区警視庁捜査一課の課長だ。

「こんなに早く呼び出して、話って何ですか?」

天宮は腕を組んでそう言った。

「お前に紹介したい奴が居るんだ」

そう言うと奥の部屋の扉が開いて一人の男がやって来た。

「貴方は?」

天宮が聞くとその男は、

「伊井田翔(イイダカケル)と申します。今日新宿警視庁からココに移って来ました」

と自己紹介をしてペコリとお辞儀をした。

「私は天宮亜理紗。これから宜しく」

とりあえず天宮も自己紹介をして握手を交わした。
そして西野課長はいきなり、

「今日からお前の相棒だ」

と天宮の肩を叩いて言った。

「私にはパートナーは要らないと言った筈ですッ!!」

天宮は即答だった。
何やら訳があるようだ。

「伊井田は新宿でお前みたいに優秀だったんだ。足を引っ張る事は無いだろう」

「でもッ、、、」