と、心の中でツッコミを入れつつ。 俺はアリネを肩に、そこから離れていった。 そんな俺達二人を見て、呟いてたらしいおばさんの言葉なんて、耳に届くはずもなく。 何かを見守る、優しい眼差しをしていた事も気付く事もなかった。 「……頑張ってね、アリネちゃん」