「自意識過剰なうえ阿保な杜若に優しい俺が教えてやろう。」




「……さっきから誰と話しているんだ?」


・・・・・・・



「お前だーっ!!いちいち腹立つな畜生!」


今にも地団駄を踏みそうなくらいの剣幕で突っ込む。


そんな男を見て少女は

「はぁ、申し訳ない。」



「なんだそのどや顔は!俺は、なんの用事もなく屋上に居る生徒を注意しにきてんだよ!分かったか!」



「……」


「なにキョロキョロしてんだよ!お前しかいねぇだろーが!」