わたしは、なるべく ゆっくりと歩いた。 が、家から200mぐらいしかないため、すぐに着いてしまった。 公園に着くと、ブランコに亜輝が座っていた。 「……亜輝…」 「……おっ、芭琉。やっと来たか、遅かったな」 だって、遅くなるように来たもん。 「で、用はなに?」 平然を装うが、内心ドキドキしている。