『………芭琉?』


「……分かったよ、今から公園に行くから」


『…ありがとう。じゃ、公園でな…』


わたしは電話を切って、公園へ向かった。


でも、鏡を見て思った。


「顔、ぐちゃぐちゃ…」


わたしは、少し顔を洗って、らしくもないがメイクをした。


これで、バレないよね?


「歩雪、ちょっと出掛けてくるね」


「ん、分かった」


歩雪-フユキ-とは、わたしの弟。