時は過ぎ、6月。
自分の気持ちに気づいてから
なんだかもどかしい日々を過ごしていた。


何も変わらないはずなのに
松田の顔を直視できない…


だからいつも陰から見るだけで。


ねぇ??
あたしはあなたを見ているのに、
あなたはあたしを見てはくれない。
どうして??
その眼には誰が映っているの??


そんなことを思う毎日だった。



相変わらず利奈は
リョウを追っていて。
でもあたしと同じ。
ただ見るだけで、一歩が踏み出せないでいた。


彩は・・・
いつも恋はしてない感じがする。
あんなに綺麗なのになぁ・・・←