そのままスタスタと歩き始め、
俺が必死で抵抗しているのを
何とも感じていないのか、そのまま応接室へ連れて行かされた。

「…はい、2枚ですよ。」
椅子に座らされ、紙とシャーペンを持った
アイツが隣に座る。

「反省文とか書いたことないんだけど。」
「提出された覚えがありません。」

……ヤケにムカつくな、こいつ…。
絶対書かないと心に決め、俺は俯く。

どうしても書かせる気なのか、
風紀委員長はまったく動かない。

「書かないからな。」
「書くまで帰らせません。」

このやり取りを数回繰り返すと、
諦めたようにため息をついた。

「分かりました。そのかわり…、そうですねぇ…。」

じっと言葉を待っていると、
ソイツは予想外の言葉を口にした。