頬を触られる感覚がする。

夢、なのか。
それとも現実なのか。

区別がつかないけど、とりあえずうっとうしい。
だけど優しい温もりがする。

……いや、これは現実ですね。
完全に。

触り方がヒートアップしている、確実に。
引っ張ったり、つねったりされてます。

痛い、痛いです。

痛みで目を開けると。
其処に居たのは先ほど考えていた問題児。




―――霧雲蓮だった。