あれは桜の咲く季節だった。
そよ風が吹きあたたかな太陽の光が木の枝からもれる。

あの頃のあたしはまだあなたの事誤解してた。
そしてあなたの事嫌いだった。


なんで出会ったのだろう?

始めはなんかのいたずらかと思ったあたし。
本当に嫌でしょうがなかった。
人生で最悪な出来事かと思ったくらいだった。
そんなあなたに恋をするとは思わなかった。
あんな修羅場もあるとは思わなかった。



新学期の始り。
久し振りに見る友達の顔。
やっぱり懐かしさを感じる。
この顔がある方があたしとしては居心地がよかっのはなぜだろう。
そんな友達と会わなかった分を埋めるように話し込む。
でも、ほかにとても気になる事がある。
それは・・・

新しいクラス。

仲のいい人はいるかとか嫌いな人はいるかとかが気になる。

あたしはクラス表を見て絶望したように唖然とした。
女子はいい人ばかりなのに男子は5人も嫌いな人達が・・・
5人も嫌いな人がいるなんて。