「そうなんだ!おい、真也。早く言えよ」 「…」 俺は黙る。 「…」 陽も黙る。 マズい事をした。 俺のせいで空気が変になってる。 「沙〜希!何してんの?」 「あ、広(ヒロ)」 「あれ、もしかして入部希望??」 こちらを見て、嬉しそうにする広と呼ばれるその男子は… この間、 購買で沙希と一緒にいた。 沙希の彼氏。