「よし、決めた!!俺、陸上部に入る!真也もな!」 「…はあ?」 俺が顔をしかめると、沙希はこちらを向いた。 「あ…真くん」 「えっ!?沙希ちゃん、真也と知り合い?」 「うん。幼なじみ」 幼なじみ 俺にはこの言葉が『ただの幼なじみ』と言うように聞こえた。