いや、わかってた。 むしろ 見せつけてやりたかった。 わざと真に 呼びに来るように 声もかけた。 あたしは さっさと服を着て 男 名前は達也 タツヤ に言った。 「ありがとう、達也。久しぶりに気持ちよかった」 ぼけっとしている 真の手を引いて まだ上半身裸の達也を残し 控え室を出た。