君への距離~クリスマスの奇跡~


マサキの部屋に着くとリサが部屋の隅に控えめに座っていた。



「杏!」

リサが心配そうに杏の方へ来る。


「リサのおしゃべり…」

杏がふくれて言う。



「杏~、リサちゃん心配してくれてんねんぞ?」



「シオ…絶対マサキたちに言わないでよ!」

杏はそう言ってシオを見つめる。



「おう。翼には?俺がガツンと…」

「やめて!」


「じゃあ、どうする?」


「…」


「このまま黙ってるつもりか?」


「…とりあえず、様子見てみれば?」



重たい空気を遮るようにリサが提案した。


「う-ん…そやな。」