君への距離~クリスマスの奇跡~

「お勉強熱心なこと!」



ふいに後ろで声がして杏はぎょっとして振り返る。



こちらも寒そうに頬を染めた、シオが立っていた。


「…来なくていいって言ったのに」


杏が申し訳なさそうにうつむく。


シオは優しく微笑んで言った。

「ほら、行くぞ!」


複雑な表情の杏の手をシオが強引にひっぱる。



杏は仕方なく小走りで付いていく。