君への距離~クリスマスの奇跡~




「…くそっ」



踏切に引っかかりシオはイライラしてハンドルを叩いた。



ケータイを出して、今度は杏にかける。



プルルル…


プルルル…


プルルル…

「…なぁに?」


元気のない声で杏がやっと電話にでた。




「杏?今まだ学校?」


「…え、うん」



「どこにおる?」



「どこって…」



「学校の近くにいるから、遅いし乗せてったる!」




「…ごめん」


電話はそこで切られた。