君への距離~クリスマスの奇跡~

一方、シオは車を飛ばしていた。



リサなら杏が泣いていた事情を知っているかもしれないと、ケータイをかけたのだ。



リサはシオに聞かれたら黙ってられず、

スラスラ話してくれた。




―『あたしも、信じられないんだけどね…




翼くん、


バイト先の女の子と浮気してるみたいで…



偶然見ちゃったんだって。

杏…


翼くんとその女がキスしてるとこ!』