君への距離~クリスマスの奇跡~

「水本ぉ~!」



水本は尻もちをついたままうつむいている。


「…水本?」

どうも様子がおかしい。


肩を震わせて…



「おい、大丈夫か?どっか痛かったか?」


俺が近づいて起こそうとすると、逆方向に走って行ってしまった。


そのとき、


彼女の顔を見た。



真っ赤な目…


頬をつたう大粒の涙を。