君への距離~クリスマスの奇跡~


「いらっしゃい!!…おう、シオにリョースケ!!」


威勢のいいかん吉の声が昼すぎの静かな店内に響く。


その声をきいて紗香さんも奥から出てくる。


「とんこつラーメン3つにチャーハン2つ、ギョーザと唐揚げ2皿ずつ!!」


「リョースケ!てめぇ…!!」



「何言ってんだ!おごりだけじゃ俺の心のキズは…」



「…分かった、分かった」



「なんだよ~、ケンカかぁ?」

かん吉はニヤリと笑う。