君への距離~クリスマスの奇跡~



「うー…むむむ



そ-だな~、



優しくてね-、頼りになる感じ?」






「…平尾選手とか?」



ズバリと実名を出すケンイチの横腹に軽くパンチを入れながら杏は慌てて言った。






「ななな…何!何なの?ケンちゃん!!」






「翼かぁ~…」






「ちょっ…勝手なこと言うな!



じゃあさ、ケンちゃんは?」






「ん?






俺はだな~…









まあ、

ピーマンは嫌いだな!」