君への距離~クリスマスの奇跡~


















「…偉人の……家?」






到着した先の見るからに普通の民家に、


杏は首を傾げる。






「うん!ある意味、ね?」




2人は対照的なリアクションでその家の前に立っている。








「ちょっと早く着き過ぎたかなぁ?」






翼はクックッと笑ってつぶやいた。







「翼くん?ここどこ?





…あ!!」











杏は壁に掛けられた表札を見て驚愕した。









『今村』