君への距離~クリスマスの奇跡~







「か…か…かれ?




嘘だよな?杏、違うよな?」




「ほんとだよ?お兄ちゃん」





「お兄ちゃん?」


翼はびっくりして言う。





「お前のお兄ちゃんになったつもりはない!」






「父ちゃん、シスコンなのよ…」


洋子が同情の目を翼にむける。





「杏、どういうことだ!?ちゃんとお兄ちゃんの目を見て言ってみなさい」





「お兄ちゃん、えっと…あのね?」






「ねえ、杏!あたしとお風呂入ろうよ!(そしたら女湯入れる)」


洋子が割って入る。




「あれ?

昨日みたいに部屋で2人で入るんだっけ?」




杏と翼は顔面蒼白で洋子を見る。






バッ




杏は洋子を抱えて女湯に逃げる。






「…」




「…」







沈黙が残された2人を包む。