―その夜、僕らは豪華で美味しいご馳走を食べ、 降りしきる雪を眺めながら温泉につかり、 そろいの浴衣で旅館の売店でお土産を選んだり、 お互いのケータイに入っていた何十件もの着信と留守電に気づかぬふりをした。 そして、 言葉なんていらないくらいに、求め合うように、僕らは抱き合い 幸せな1日を惜しみながら眠りについた。