君への距離~クリスマスの奇跡~




ガチャンッ





午前9時、




みんながまだ寝静まっている早朝(?)。




鍵音に目を覚ましたリョースケ。






「ぅう…」




枕元…いや、もともと枕元にあったケータイを自分の足元で見つけ時間を確認。

おおかた上に寝ている翼が蹴ったのだろう。




(翼め…)






(…いない)




いつもは一番の寝ぼすけ、翼がいない。






リョースケは鍵音を思い出す。






(ローソンか?






いやいや、バイトは辞めたって言ってたし





まさか…誘拐ぃ~!?)




「きゃあぁあぁあぁあぁあ!!!!!」





ガコン




「うっざ」





マサキの鉄拳が炸裂し、再度眠りにつくリョースケ。




それを確認しマサキも夢の中へ。