君への距離~クリスマスの奇跡~

「お構いなく~」



ふてくされるアツシに2人は寝たフリをかます。





しばらくすると、2人はそのままスヤスヤ眠ってしまった。







「なんだコイツら…子供かっ!!」




口を開けて眠る翼と、猫のように丸まって眠る杏の寝顔を見ながらアツシは微笑む。








「あ!明日…クリスマスかぁ~」



ケータイの日付が12月25日に変わった。




「ってか、もう今日か!」






アツシはふあっとあくびをすると、自分も横になってまぶたを閉じた。






(去年はみんなで過ごしたんだっけ…


ココで、飲んで食って


カラオケ行って…)




「シオはデートだし…




コイツらどうするんだろ?


どうしよう、マサキとリョースケと3人だったら…」


すやすや爆睡する2人を見ながら、アツシはクリスマスにここで…



男三人、クリスマスパーティーをする悲惨な光景を思い浮かべていた。






(…まあ、いっか)







ー穏やかな微笑みを浮かべて幸せそうに眠る翼と杏、




不器用な2人だから、



それでも、2人はお人好しでバカ素直な…


俺のすっげえ大好きな友達だから。








(2人っきりで思う存分、)



ー幸せだって、笑ってて欲しい!






(イチャこいてろ!この野郎!!)