君への距離~クリスマスの奇跡~



リビングに戻った翼は、濡れて冷たくなったTシャツを脱いだ。






「2人で入ってこれば良かったのにぃ」


リョースケがからかう。



「翼、痛々しいなソレ」



マサキは翼の右肩に縦に入った手術跡を指差して言った。




「ん?ああ、でもコイツのおかげで投げられるし…」





「ここまでとは言わないけど、少しは翼の体を見習えよ!リョースケ!」



アツシは翼の締まった体を見て自称ぽっちゃりマッチョのリョースケに言った。




「てかさぁ、アツシもすごいやんなあ?」



マサキが言った。



アツシは嬉しそうにきていたスウェットを脱いだ。





「なんでアツシまで脱ぐんだよ!」


翼が呆れて言う。



「翼の球、受けるようになってから鍛えてきたからなぁ♪」



アツシは得意気に自慢の筋肉を見せて言った。





「女の子はこういうマッチョは嫌いやろうけど♪」


マサキが皮肉っぽく言った。