君への距離~クリスマスの奇跡~





「冷たい~…」



翼におぶられながらずぶ濡れの杏は震えている。




「自業自得ね♪」


リサが笑う。



「ほんまや!お前のおかげで翼の背中もびしょ濡れやし!」



「あはは、僕は平気だけど杏ちゃん大丈夫?」







「うん、平気♪翼くんあったかいし…」



「アホ!膝のほうや!



堂々とイチャつくな!」






「あ~♪リサもやってほしそうだなぁ!」





羨ましそうに2人を見ていたリサに気づいて杏は左足でシオをつつく。





「リサちゃん、足痛くない?」



翼もニヤニヤしながらリサに聞く。





「え!いや…あたし重いし~」



リサは真っ赤になってうつむく。






「ほれ!



おんぶでも、肩ぐるまでも何でもしたるで?」




シオが腰を下ろしたリサに尋ねる。






「リサちゃんおんぶしても、どっかのやつみたいに潮臭くなったりしいへんし~♪」




「うっわ~!!最低~!!」



杏は舌を出してシオに言った。