君への距離~クリスマスの奇跡~





「う―…」


翼が意を決して海に膝まで浸かった。


「ちょっ、ヤバい!」




「あははは!これじゃあ、実業団の練習ついていけないぞっ♪」





「冬の海ん中で走る練習はないと思う…修行だよ、コレ?」





「へへへ、あっ見て見て!リサとシオ、いい感じだよ?」



杏がニヤニヤしながらシオたちを指差す。





「あ、ほんとだ!」






「ふふふ、良かったぁ」


杏は本当に幸せそうに笑った。