次の日ユウが仕事の時はユウの部屋で過ごす。

外で手をつなぎながら歩く時間も大好きだが、家でくっつきながらお喋りするのもテレビを見るのも大好きだ。

家族マンションを一人で借りて住んでいて彼と過ごす寝室は彼らしさが、とても出ている空間だった。
茶と黒で統一された部屋は、彼同様に不思議な空間で時間を感じさせない場所で雨が好きな彼と似て雨がとても似合う場所だった。

彼が仕事に行った後に、その部屋で読書をしたりダラダラ過ごす時間は、彼と一緒にいる時と同じぐらい好きな時間だ。
その部屋にいると二人でいる時と変わりないぐらいに彼を感じる事が出来るから。