腕掴まれてるんじゃなくて、手繋ぎたい。
そう思ってしまう自分がいる。
勇気を、出して壱輝の手を振り払って大きくて暖かい壱輝の手を握った。
壱輝は、驚いたように私を見て顔を少し赤らめてから、ぎゅっと私の手を握り返した。
「ひなのって意外とやること大胆なのな」
って、私の耳元で囁いて真っ赤になった私を見て悪戯な笑顔を見せた。
「もっとくっつけよ」
「えっ!!」
「もしかして、照れてんの?」
プリクラ機の中でじゃれ合私達。
「さっきは、あんなことしたのになぁ」
「なっ!!!」
上等っじゃねーか。こいつ。くっついてやるよ!!
壱輝を、ぐいっと引っ張って私の方に寄せた。
そして、おもいっきりほっぺたをくっ付けた。
「ほら、壱輝?笑って」
「お、おお」
プリクラの1枚目には、2人とも顔が赤い至近距離のプリクラが出来た。


