プリ機の中は、うるさくてはたから見たら、浮いてるだろう。
でも、この楽しい空間は誰にも入ってきてほしくない。
私たちだけの時間。
「うっわ!!壱輝プリ写りよすぎ!!」
「落書き、かわいくしろよ?真理子、ひなの?」
「任せなさいっ」
落書き担当は、私と真理子。
プリクラがどんどんかわいく落書きされていくのを、みんなは楽しそうに見ていた。
すると、後ろから手が伸びてきて私の持っていたペンを取って【一生一緒★】の文字がプリクラに書き足された。
「かわいいだろ?」
「うん、かわいーよ!壱輝、センスいいね」
壱輝が書き足した文字でさえ、愛おしいと思った。
プリクラが印刷されて、みんなでおそろいでケータイに貼った。
「俺ら、2人でプリ撮りに行って来る」
「いてっら~、あとで合流な」
そういきなり言った壱輝は、私の腕を掴んで歩き出した。


