「壱輝、笑いすぎっ」

「だってさぁ……」


まだ、笑いがおさまらない壱輝を軽く叩く。


「てゆーか、ひなのって強えよな」

「それ、壱輝に言われたくないんだけどっ」


楽しいかもしれない…

不良と話してるのに…



「眠みぃ…」

「寝不足?」

「あぁ…」


私も寝不足だけどさぁ…

壱輝ホントに眠そう…


「プリンのお礼に、1つだけお願い聞いてくれる?」

「うんっ、いいよ」

「ひざ枕して?」



……………



ひざ枕ぁぁぁ!?!?



「はぁ!?」

「やべ……まじ眠い…」


そう言って、壱輝は私の膝に頭を乗せて目をつぶった。