楽しかった夏は、あっという間に走り去っていき新しい季節が私達の元に訪れていた。 「…なあ」 「ん~?」 いつものように、壱輝と手を繋いで、いつもの道を、いつものように、下校していたとき、いつもと違うことが起こった。 「…ひなの、……これから俺の家来ねえ?」 「ええっ!?」 「………嫌か?」 「嫌じゃないよ!!…でも、その、親が…」 「あ?んなもん、事後とに決まってんだろうが」 「………」 「てゆうか、もう俺の家ついたんだけど?」