「おじゃましま〜す」

「………ただいま…」


あきらかにテンションが低い私。

お母さんが、何を言うかわからないからビクビクしながら家に入る。



「あ〜!!!壱輝だぁ!!!」

美羽が目を輝かせて、壱輝にかけよる。


「おっ!美羽かぁ?久しぶりだな〜♪また、ちっこくなったか?」

「壱輝の馬鹿ー!2㎝伸びたのに〜」

「まじかぁ!?やるな〜」

2人は、いつの間にか本当の家族の様に仲良くなっていた。


「美羽、さくらちゃんは?いる?」


真理子がさっさと本題に入る。


私は、心臓バクバク…