「ひなのっ!!!!」
「…まっ…りこぉ」
傷だらけの私を見て真理子は、すぐに私を痛いくらいに抱きしめてくれた。
「…もう大丈夫だよ?私が一緒にいるからね…」
「痛かったけどね…我慢したよ?…風真先輩が大好きだから」
「…とりあえず、傷の手当てしよ?そのまま放置したら、えらいことになるから」
真理子は、私の手を引いて歩き始めた。
2人分の荷物を持って真理子が持っていたタオルを濡らして私の頬にあてた。
「とりあえず、家つくまでそれで冷やそ?」
真理子は、優しく言うと速足で歩きだした。
真理子の家に着くまで、周りの視線が突き刺さった。
普段、怒ったりしない真理子が全く知らない人達に怒鳴った。
「…ジロジロ見てんじゃねーよ!!見せもんじゃねぇんだよ!!怪我してんのが、そんな面白い!?」
真理子の優しさが、痛いほど伝わってくる。
真理子…
ありがとう…


