風真先輩は、かっこいいしモテる。
風真先輩は、この学校の王子様的存在かもしれない。
そりゃ、入学したての知らない女と付き合い始めたら気に入らないわな。
でもさ…
「先輩達がなんて言おうと、わたしは風真先輩が好きなんです。風真先輩が好きなら、私に文句ばっか言わないで風真先輩に告ればいいんじゃないですか?」
言いたいことを全部吐き出すとすぐに頬に鈍い衝撃が走り、口内に血の味が広がっていく。
「いった…」
そこからは、もうリンチ状態。
痛くて息も出来ないような、そんな感覚だった。
昔は、普通のちょっと気が強い女の子だった。
だから、反撃する力なんてないし勝てる実力もなかった。
「あんたみたいなクズに、風真は渡さないから」
先輩達は、最後にもう1発私を殴りつけて帰っていった。


