「おはよっ」

家の前にいたのは、自転車にまたがった真理子だった。


「おーはーよっ」

「そいじゃ、行きますよ♪後ろに乗ってくださーい」

「おうよ!」



真理子の自転車の後ろに乗ると、自転車は学校へと出発した。




「今日さぁ、放課後壱輝とかと話そうと思うんだ」

「うん」

「真理子も一緒にいてくれない?」

「いいよん」

「ありがと」

「空達にも、話すつもりなの?」

「あいつらには、隠し事したくないみたい」

「わかった~、フォローするから♪」

「ありがとん」

「あ!あれさ、優太と淳司じゃない?」

「ホントだぁ!」

「「優太~~~~!!淳司~~~~!!」」


2人で、声を揃えて叫んだ。