壱輝の唇に私の唇がそっと触れた。

「顔真っ赤だな」

「…だって」

「かわいい」

そして、また私の顔が火のついたように赤くなる。



「…なぁ、これ見よーぜ」


壱輝が持ち出したのは、ホラーDVD。

でも、私に拒否権はないみたいで…
ホラーDVDが始まった。


私、ホントにホラー苦手なんだよね…

どーしよーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!




「怖いからそっち行ってもいい?」

「おいで?」



始まる前から、ビビってる私に壱輝は優しく微笑んでくれた。



ちょこんと壱輝の隣に座ると、壱輝はそんな怖いの?って笑ってた。