「ほら2-D♪」

ニコニコしながら言う君に
思わずドキッとしなが
言われたとおり2-Dの名簿を見た

勿論私の名前、有明陽音<アリアケハルネ>と
君の名前、五反田俊輔<ゴタンダシュンスケ>
がちゃんと書いてあった

「本当だ…」

「なんか運命感じちゃうな」

確かに運命感じる

だって幼小中高と同じ学校、
ずっと同じクラスなんだから…

「まっ今年もよろしくな」

そう言うと俊輔は学ランの下に着てる
パーカーのフードを揺らしながら
スキップして廊下を歩いて行った

私も自分のカバンを肩にかけ直して
教室のある2階のフロアに向かった