『しんきろ~のあじと』

と素敵なラメラメ看板を横に、岩山を掘って作った洞窟があった。

入口周りにはクリスマス級のテカテカランプ


「はぁ!?ねぇバカ?蜃気楼ってバカの集まりなの!?」


「それは無いとは思いますけど…」

もうこの現状に怒りが爆発したけんは、半ば発狂状態だった。


「もうやってられるか!蜃気楼なんざ俺が一人で壊滅させてやる!うおおっ!」


杖片手に飛び出すけん

「あ!待ってくださいけんさん。罠かも…」
「そうです、ここは落ち着いて…」


後を追うりよととうか。



ドンガラガッシャ~ン!!


「んなあぁぁぁ!」
「いやあぁぁぁ!」
「きゃあぁぁぁ!」



入口に突っ込んだ結果、あっという間に落とし穴へと落ちた3人。


「おうおぅ。頭いい組が全員落ちるとは情けない。仕方ない、せん。俺らで終わらせちまうか?」

「終わらせるって、助けに行かなくていいの?それに入口がどこにあるのかも…」

「けんがいるんだ。なんとかなるだろうよ、入口は…と。」


看板から少し離れたところの岩壁、ゆうやは一枚岩を横に引いた

するとそこには新たな入口があった!

「ありゃ?」

「な?さて、行くか。」