「ふう、ただいま~けんくん。」

「ただいま戻りました。けんさん。」


「おう、おかえり。……あれ?ゆうや途中で会わなかった?」


「あ、ゆうやさんでしたら…途中で拾って行ってくれません?けんさんも体洗ってきてください。」


「………?あぁ分かった。じゃあ、火は絶やさないようにな。」

「はい。分かりました。」










「さて、失敗したあいつはどこに…」



うおぉぉぉっ!


「わ!なんだ!?……………落とし穴?」
チラッ…


「あ…バニーちゃん…そこは…。バニーちゃんかわいいよぉ…バニーちゃぁん!」


「こわっ!一人で狂ってやがる…。魔法陣…りよのトラップか…『解除』!」


シュウゥゥゥ…


「はっ!俺は一体なにを…」

「お~い、ゆうや~!上がってこ~い!」








「よっこいせ…。おぉ、けん。やっぱりお前も覗きに来たのか?」

「俺も後でりよから幻術習おうかな…?二人ならもうとっくに戻ったぞ。」


「マジかよ!?くっそ~…」


「お前ホントに…なんで勇者になれたんだ…?」